≒ (37.75作目)マギーキーホルダー20240619

1028 4か月経過後エイジングの様子。後ろは7カ月経過の36.5作。やはり毎日携行するアイテムは進む。
1028 4か月経過後エイジングの様子。後ろは7カ月経過の36.5作。やはり毎日携行するアイテムは早く進む。

趣味のレザークラフト

0612 (水) 土曜日に思いついて構想開始。すぐに先走って部品を発注。少し酔っていたのもある。
泥棒ひっかけ=スイングロックは激安のところを見つけてあったのでそこで発注。いつも買っているところの半値。
業者向け卸がメインのショップのようで、今時支払いは前払い振込だった。
どうもいつも買っているところと商品規格が全く一緒のがちらほら。今回買ったスイングロックもそう。もしかすると卸してるのかもしれん。良い店見つけた。

0612最初の構想メモ。
0612最初の構想メモ。

17.5作目の初代キーケースで使っているキーポストは気に入っているのだけど少し華奢。もっとぶっといネジで行ったろと、いつものミスミで売ってるうちで太いやつ、
とは言ってもM30とかだと長さも長すぎるので手ごろな長さがあるものと、M20に決めて発注。それが今日届いた。
やっちゃった。ねじの太さが20ミリってことはボルトは倍だ。全体の大きさが20ミリくらいだとなんとなく考えていたけどそんなわけがない。間違えた。
なお、材料を発注して見込み違いで返品なんてこれまでもしたことは無いし、今後もするつもりはないがそもそもこのボルトは終売品で半額、返品不可。

0612届いた。この瞬間間違いに気づく。
0612届いた。この瞬間間違いに気づく。

ただ、質感はめちゃくちゃ気に入った。明日遅れて届く袋ナットと合わせたらかなり魅力的だろう。
まだ今作の作業は始めずに構想段階なので、何とか使えないか考えてみよう。しかし重さが172gもある。普通のスマホより重い。これに袋ナットが付いたら。無理かな。

0612ボルト1本172g。軽めのスマホより重い。
0612ボルト1本172g。軽めのスマホより重い。

0613 (木) 今日袋ナットが届いて嵌めてみた。すごい質感。オブジェみたい。
けど恐る恐る重さ測ると合計279g。とてもキーケースに使うのは無理かも。
けど昨日から38作目の作業しながら構想が膨れ上がっているんだよね。

0613袋ナットを合わせると279g。
0613袋ナットを合わせると279g。

なお、同じく今日アリエクからランプウォーカー2世に使うM3真鍮ローレットビスが届いた。同じものがそれぞれ別のストアから。
一方のが安くて発注したのだけど到着が7月末以降だというので6月末の少し高いエクスプレス配送品を追加注文しちゃった。
それがどっちもかなり早く届いた。ご丁寧にも同じ大袋に恐らく中国国内のセンターで放り込んで配送してる。俺バカみたい。

0613ローレットビスを添えて。同じものが2か所から同時に届いた(上の封筒2つ)。
0613ローレットビスを添えて。同じものが2か所から同時に届いた(上の封筒2つ)。

構想続き。今のところ焦点は全体の長さ。もうM20ボルトを使うのは確定。不可避。
構造は実際はほとんど17.5作と変わらない。じゃあなんで作るんだ。
ほんとの作る理由は革のエイジング。先週末玄関ドアの鍵をかけていてふと見ると、完全にエイジングが進んで良い感じ。

0613良い感じにエイジングが進んだ17.5作。
0613良い感じにエイジングが進んだ17.5作。

色づいているだけでなく飴色に表面がテカっている。すごく良い。これをもう一つ作りたくなった。
このエイジングを今の俺の製作技術で作ったもの、判子ケースでやり始めた木部や金属部の段々組(今後はこう呼ぶ)やお気に入りのトップブレードステッチ。
革と木と金属のハンドクラフトで今の俺の能力できるものを作って愛でたくなった。
そこにさらにM20が飛び込んできて製作意欲が爆発している。

焦点の全体の長さだけど、構造が変わらないので実質17.5作の横にM20ボルト置いたような構造と長さになる。
ただ。17.5作で今毎日使っていて不満なのは左右の鍵が干渉しあっていて、時々引っかかって上手く出てこないことがあること。
それを解消すると考えると、ほんの少し17.5作より幅を大きくする必要がある。ほんの少しで良い。
17.5作の幅が実測101ミリ。はがきサイズのハーマンハーネスをそのまま使ったので要するに約10㎝。
これを少し広げるとしたら1㎝。最大でも精々2㎝プラスの12㎝=120ミリが限度だろう。そこにM20の幅が足されるのだからそれ以上はポケットに入らない。
長くてポケットに入りにくいといえばスマホストラップがある。一番長い36.9375作目、ハンドストラップ三世が本体部分が17.5㎝だ。
あれだとカーゴパンツのポケットがギリギリで上の横ポケットには入らない。
M20設置部分は切りつめても4㎝程度なので、収納部分の12㎝は厳しい。11㎝で確定かもしれない。トータルで15㎝。明日スマホストラップ3号を横ポケットに入れて試してみよう。
もう一点、これは焦点というほどではないけど、上の抑え部分(ベルト)をどうするか。
発注しちゃってるしのもあって、暫定で17.5作を踏襲して厚めの革で泥棒ひっかけで留める方式を考えてスケッチも書いているけど、今作の幅全体を厚皮を曲げて覆うのはどうもあんまり上手くない。

0613昨日のスケッチ再び。被せベルトは幅がデカい。
0613昨日のスケッチ再び。被せベルトは幅がデカい。

いや17.5作のハーマンハーネスでなくて抑えはハーマンツーリングやダブルショルダーで作れば曲がりやすいし行けるかもしれない。
いや、判子ケースのようにスナップホックもいいかもしれない。そうするともうちょっと存在感のあるスナップホックが欲しいな。今手持ちは中サイズしかないな、とか迷いに迷う。
これはある程度作り始めて、段々組がある程度出来上がってみないと見えてこないかもしれない。とりあえずアリエキスプレスといつものサイトで金具物色しておこう。

いや、全体を覆う被せだと重ったるいような気もする。正直それの材料にするつもりのハーマンツーリングの在庫もそんなに無いしなと思って、あぁ、小さいベルトで2か所留めるのもありだよなと気が付いた。
そもそも17.5作と同じく2か所に振り分けて鍵を留めるのだから、同時に全部取り出せる必要は無いし、それぞれ個別に開けて出せるほうが動作が丁寧だ。
鍵を留めているボルトで抑えベルトも留められるんじゃないか。いやそれは無理だ。位置が違う。

22時40分、シャワーから上がったら別のアイデアが浮かんでスケッチ。別のアイデアというほどではない。よく考えたら鍵を2か所に分けて留めている必然性はさほどないことに気が付いた。
17.5作では革の幅はハーマンハーネスの原体がはがきサイズなので約10㎝に決まってた。それとキーポストを送料が無駄になるので2本買ってて、一か所留めだと1本余ること。
それと厚み=鍵収納部分の厚みがキーポストの長さに限定されていたので、全部の持ち運んでいる鍵を取り付けるのには窮屈だったのが一番でかい。

今作はキーの留めはボルトでするので長さ=幅はより取り見取り、限定は無いので1か所で全部の鍵を留めることはできる。
段々組部分は木の長ささえ変えればいくらでも合わせることはできるし、逆にさっきまでの案では長くなる分薄くしたかったので段々組の木部は長さ2.5㎝程度が限度かなと思っていた。
スケッチしてみたら17.5作の厚革の曲げ抑えじゃなくていい分、高さは17.5作より低くできる。その分厚みを増やして短辺の開口部から見ると正方形のような感じに仕上げても面白い。
実際に手を動かす段では鍵を集めて嵌めてみて幅を決める。
いずれにせよこっちのアイデアの方が鍵収納部分は嵩張らなくていいかな。M20の部分はどっちにしろ嵩張るのだから。

0613鍵を2か所から1か所取り付けに変更したスケッチ。
0613鍵を2か所から1か所取り付けに変更したスケッチ。

23時過ぎ、またスケッチ。抑えベルトはもう外れなくていいんじゃないか。一方向に「ズレる」だけでいいんだから。

0613「ベルトをズラすだけ」のスケッチ。
0613「ベルトをズラすだけ」のスケッチ。

ただ、角度と取り付けボルトの位置の関係がどうあれば正解なのかが分からない。試行錯誤のためのひな型が必要だし、そもそも過去に世の中にはそういった造作のものはあるのでセオリーみたいなものはあるんじゃないか。
検索語が思いつかない。もう眠くなってきた。明日への宿題。

いやいや、「取り付け、ズラし式抑えベルト」を調べ始めてすぐ気が付いたけど、ズラして鍵を取り出すってことはポケットの中で勝手にズレるってことで、その対策のための「抑えベルトが動かないための留め」が必要になる。煩雑過ぎる。煩雑過ぎるのはかっこ悪くなる。却下。
なぜ抑えベルトをボルトで取り付けてしまおうと考えたかというと、スナップロックも泥棒ひっかけもどうも装飾的すぎるって感じがしてきていたから。
どうせM20ボルトと鍵留めの小さいボルト頭を並べるのだったら、抑えベルトにもボルトを使いたい、その方が煩雑でなくて統一感も出ると思ったんだよね。
それによって今作のモチーフが「ボルトと段々組の木と厚革」ってことが明瞭になる。

そういうわけでズラしベルトはあきらめて「ボルト式スナップ」的なものを探してみたけど当然そんなものは無い。
そこで検索結果の磁石という文字が目に入った。そうか磁石で良いんだ。そういえば小型ネオジム磁石引き出しにあったなぁ、あれどうやって取り付けるか。
そこでさらに思いついたのが「磁石でできてるナット」。探すと大小薄い厚い取り揃えて山ほどある。これでベルトにボルト通して磁石ナットで締めればそれで良い。
本体側に鉄片か磁石仕込めばそれでいいだろう。強力につくよう磁力が出るようにすればちゃんと抑えとして機能するはずだ。よし、続きは明日。今度こそ寝る。

0613このボルトの存在感に惚れての今作。
0613このボルトの存在感に惚れての今作。

0614 (金) 昨日の夜は少し捜索を続けて、帯に短し襷に長し状態で中々これというものが見つからなかった。
仕方がないのでタップで磁石自体にネジ穴切るかと思って、丁度良さそうなネオジム磁石捜索も並行して開始する。
そういえばネオジム磁石の小さいのをだいぶ前に買って引き出しにあるなぁと引き出してみると「20×10×5(ミリ)」でアレ?これ丁度良くないか。
ちょっと厚い気もするけど、その方がネジ山切りで割れたりする確率も少ないだろう。埋め込むには革側を凹ませればいい。

今日は昼から脳神経内科通院。それまでは製作途中の38作の木部穴拡げを続ける。昼までにそれが終わるかはわからないが、通院後それが終わったら38作は中断して今作の製作を開始する。
構想が走り出しているうえに部材は全部揃っている。もう手を動かすのが待てない。ただし今日は作業日としては半日計上とする。

夕方ポストにスイングロックが届いていた。17.5作のキーケースに使ったやつより一回り大きい。良く規格を見ていなかった。
仕上げの質感は然程変わらない。大きいほうが高いのが常識、なんてことは無いだろうがカシメもついて半値以下だからやはり安いな。
大きい分存在感もあるので使いどころが楽しみだ。今作はもう使わないと決めているけど。

0614届いたスイングロック。少し17.5作のものよりデカい。価格は半分。
0614届いたスイングロック。少し17.5作のものよりデカい。価格は半分。

21時半に38作目の穴拡げ終了。ここからは今作に注力する。
段々組の作品共通で、まず段々組の部分を作ってからそれに合わせて革を切り出すという手順になる。俺の低い工作精度では計画通りの長さになるとは決まってないから。
なので作業を開始するに当たって、最初に作品の厚さ=木部の幅を決めなければならない。
そのために収納予定の鍵を測ってみようと思っていたのだけど、それ以前に過去の判子ケースにM20ボルトとナットを宛がってみると、すでに長さがギリギリ足りない感じ。
要するに過去の判子ケース共通の木部の幅+革の厚み=作品の厚み、それ以上の厚さにするのは不可能ということ。

0614木の幅=ボルトの遊びの部分の長さ。
0614木の幅=ボルトの遊びの部分の長さ。

いや、M20ボルトは長さが40ミリなんだから、判子ケースの厚みも無理だろう。革が大体裏張りも併せて厚み8ミリで、それが裏表で16ミリ。
袋ナットを最低でも10ミリは締めなきゃ固定できないだろうから、残りのボルト長は30ミリ。
30ミリー16ミリ=木部の長さは14ミリ。これは無理だ。鍵がまともに取り出せないし、それ以前に木部には裏表2本のレース穴と木部同士を留めるボルト穴が必要だ。
14ミリの長さにそれは無理。過去の判子ケースでもなぜ木部を30ミリにしているかというとそれより狭かったら穴が開けられないからだ。
これで結論は出たように思う。一瞬M20ボルトのもっと長いやつを発注しようかと思ったけどそれはやりすぎ。それなら最初の構想通りもっと細いボルトで作ればいい話。
なにより40ミリと違ってセール価格ではないので税込み3000円以上する。

判子ケースと同じく木部長さは30ミリにしよう。そして革にM20の頭を埋めるよう少し抉って仕上げて、それと革のしなり、ボルトの締め幅を10ミリより削って何とかやってみよう。
段々組部分がある程度できてから最終判断をしても良い。そこで気が変わってやはり長いM20買おうとなるかもしれんし。

先ずはアフリカンブラックウッド。切り出す必要なし。30ミリ×20ミリの端材があった。厚みが16ミリで少し厚すぎるので少しだけ削る。
ただ端の木部はレース縫いが長辺に回るのでレース穴が他の位置の木部より一つ多い。通常部分の木部は10ミリ程度で行くが、端だけは15ミリ程度あってもいい。

すぐに終わって次はリグナムバイタ。今作は使える樹種数が少ないので、わざと緑色の少ないイマイチな材を使って褐色を活かす。
今作最終的には褐色の木らしい色はこれとオリーブウッドくらいしかないようになるはず。今の時点では最終決定には程遠いけど。

0614晩飯の豚スペアリブと玉蜀黍、人参と塩だけのスープ。家庭中華ではポピュラーらしい。旨かった。
0614晩飯の豚スペアリブと玉蜀黍、人参と塩だけのスープ。家庭中華ではポピュラーらしい。旨かった。

0615 (土) 朝飯食ってパンの仕込み。これで昼に焼き立てが食える。10時半から作業開始。
一晩考えてまた心変わり。もっと長いM20を発注する。長さが足りないから頭埋め込むってやっぱり寂しいわ。
質感が気に入ってこのボルトを使うって決めたんだから盛大に前面に押し出す作品にしよう。
40ミリ2本は今作では使えなくても、そもそも売り切り半値処分だったんだからお買い得。買っておいて損はない。
この質感ならいつか必ずどこかで使いたくなる。

50ミリを1本だけ発注した。来週頭に届く。重さどれくらいかな。楽しみだ。
木部切り出し続き。

16時前に6種切り出し終了。恐らくこれで足りるんじゃないか。ネジ穴あけして留めて長さを確認しよう。
なおリグナムバイタは切り出して昼前から日に当てていたらかなり緑色が出た。予定と違うがこれはこれで良し。

夕食前までで穴あけ穴の面取りも終わって皿ネジでしっかり締めてみてこれでいいやとM20と並べてみた。
段々組は下段の1辺すべてを覆うのではなくてM20は下からも素通しで見える感じにしようと写真も撮った。

0615鍵とも並べて長さ確認。これ(6枚)で良し。
0615鍵とも並べて長さ確認。これ(6枚)で良し。
0615この色味が俺作品いつものモチーフ。
0615この色味が俺作品いつものモチーフ。

夕食が終わってもお母さんが帰ってこない。大体このタイミングで帰ってくるのに遅いなぁと電話をしてみたらお巡りさんが出た。
遺失物でスマホが届けられているそうだ。詳細は省くが交番に行って手続きをしてスマホを受け取って、出てみたら急に降り出した雨が強い。
向かいのドラッグストアに入って傘を買い、結構激しい雨の中を家に帰ると俺が置いておいたおかずでお母さんが夕ご飯を食べ終わっていた。特に問題はなく、図書館に長居しただけだそうだ。なおスマホは図書館の司書さんが交番に届けてくれていた。
馬鹿馬鹿しいのですぐ自室階に戻り作業再開。

やっぱりM20を下辺側も素通しにするのは過剰。上の辺は段々組ではなく抑えベルトだけなのですべて素通しで見えている。
横の辺からもM20は素通しなのだから、下辺は段々組で隠すべき。品がない。
また、革と木と金属のバランスで言ってももう少し木部の主張が強くても良い。でないと今作ボルトの存在感で金属中心のようになってしまう。
とりあえずこの後は現状の段々組、5⁺1=6枚組から1枚づつ足してみて、M20と鍵を並べてみてよさそうなところを探る。
それが終わったら+1の逆向きに取り付けるブラックウッドのための、今作初めて採用するアイデアの自作ネジを作る作業に入る。

21時過ぎにもう1枚木部ネジ止め終了。M20と鍵を置いてみるとこれで全体の幅は丁度いいようだ。6+1=7枚で段々組は決定。
しかし、革の幅と段々組の幅が揃うということは、やろうとしていて一旦諦めていた下段でのトップブレード一周ができる。
端が素通しだと繋げられないけど、夕食後に決めた構造だと木部の端と革の端が揃うのでできる。
そうすると、紅木は元の材が幅が足りないのを端の1本通しだから使っていたけど、そこでカーブを曲がるなら2本通しだし、外側にはさらにもう一つ穴が必要になる。この幅と厚みでは無理。
別の材で分厚く作らないと。取り掛かる。

0615自作ネジは材料はアルミでさえあれば何でもいいので36.5作で失敗したアルミ片を流用。
0615自作ネジは材料はアルミでさえあれば何でもいいので36.5作で失敗したアルミ片を流用。

22時半、黄金樟で最後の1枚終了。自作ネジを始める。
23時半、アルミ片を切り出して表面を均し、下穴を開けてタップでネジ山を切り始めてすぐに詰まる。力を入れて押すとタップが折れた。
いや、使い方間違えてた。戻しながら回すんだった。これにて本日終了。
明日M3のタップ買ってきてからこの作業は再開。

0615この後タップ折れる。
0615この後タップ折れる。

0616 (日) 酒が残っていて気持ち悪くて早くに目が覚めた。7時に作業開始。9時過ぎに朝飯、13時ごろに昼飯と夕飯準備で抜けた以外は夕方までずっと作業。
木部の穴あけ、最終仕上げまでをシコシコと進める。夜までにはアマゾンからタップが届くはずなので、それで自作ネジを作って木部を繋げたら最終的な横幅が出るのでそれで革部の作業を開始する。
もし今日中に届かなかった場合はくっつけて置いて測ってみて幅を決めて革部の作業を開始する。いずれにしろ開始する。

穴拡げ、穴の面取りもすべて終わる直前に少し気が変わってコンマ2ミリ穴を拡げていたらパープルハートが欠けた。パープルハートだけ切り出しからやり直し。

18時半、最終磨きと油入れ、ネジ止めまで終わる。まだタップは来ない。ちょっと早めだけど晩飯食ってこよう。
喰い終わってもまだ届かなければ諦めて手で添えて測って革部作業開始。

0616木部完成。
0616木部完成。
木部配置
木部配置

夕食前にポストを確認して届いておらず、食事を終えて再度ポストを見ても無し。明日に遅配かなと諦めかけてポストの中を上の陰になっているとこまで見たら引っ掛かっていた。何だこりゃ。

0616慎重に再度ネジ切り。
0616慎重に再度ネジ切り。

作業再開して小一時間で朝のうちに切り出して置いたアルミ片にネジ切り終了。今度は慎重に説明書を見て、下穴あけして面取りもちゃんとして、説明書通りの手順で開けていった。
ネジ留めしてみると完璧に期待通り、がっちり締まるしズレもない。過去のこの形式の設計、判子ケース2種では木片をかましてナット留めしていたのだけど、このやり方の方が数段良い。なんで気付かなかった。

0616完璧に期待通り、がっちり締まる。
0616完璧に期待通り、がっちり締まる。

これで全体のサイズがほぼ確定した。簡単な型紙を作って革の切り出しから始める。
段々組部分の幅を測ってみると121ミリ。参考にできる(36.5作目)判子ケースの場合、段々組部分の幅が115ミリに対し、革の幅は120ミリほど。
もっと革部分が張り出している印象だったが5ミリしか差がない。しかし、今作は下辺だけが段々組で、段々組の端の木部の部分でレースを折り返すので革が張り出しているとレースが引っかかって上手く曲がれないはず。
今の時点ではあくまで目分量で想像しているだけで正解なのかはわからないけど、今作は革部の幅は段々組より1ミリ狭い120ミリでやってみる。
高さが迷っていて、前のキーケースより厚みがかなり増える分、高さは必要ギリギリを狙いたい。M20ボルトは全体の外側から通すので、ボルトの軸だけ段々組と干渉しなければボルトの頭や袋ナットが端に重なっていたり革からはみ出ていてもかまわない。
その配置(M20ボルトの軸と段々組をくっつけたうえ)で、その状態でのボルト頭の端から段々組の端は49ミリ。
1㎝余裕を持たせて革部の高さを60ミリにしようかと思ったが、ここはギリギリで行きたい。55ミリで行こう。型紙のサイズは120×55に決定。

0616型紙確定。
0616型紙確定。

23時前、革切り出しと接着、木部のネジのレジンでの固着も終わった。革部は万力で締めあげて圧着一晩、朝まで。
しかし、俺はなんでこう革の切り出しがズレるかな。また斜めに刃が入って切り落としてる。断面がかなり斜め。
これを修正していくと大分型紙より小さくなるのでやり直すか迷ったが、いくら何でも勿体ない。少しくらい型紙より小さくてもレース縫いの部分は修正できるし、それ以外も数ミリ小さいくらいは致命的ではない。
レザークラフト動画を見ていると皆きれいに切っているけど、そもそもこんなに分厚い革をそのまま使ってるバカなんていない。
なので刃が斜めに入ってしまうほど厚みのある革を切っている参考動画なんて無いし、普通はやらないことをやっているのだから変なことになるもんだと割り引いて考えることにする。
あとはレースの在庫確認をして本日は終了。今作どうやら明日中には完成の目途が立ちそうだけど、M20の50ミリが届くのは3日後の水曜日だ。先に終わってしまいそうだ。

0616裏革に張り付けて大雑把に切り出して、
0616裏革に張り付けて大雑把に切り出して、
0616ジュラ板に挟んで万力で締めあげる。
0616ジュラ板に挟んで万力で締めあげる。

0617 (月) 朝6時に目が覚めて、すぐに作業を始める。革部の圧着を確認。きっちり着いてる。はみ出た裏張りを切り落として、昨日気にしていた斜めになっている部分を鑢で削り落としていく。
下辺部分はトップブレードステッチで覆われるのでほとんど見えなくなる。ツライチになるまで削り落とす必要は無いので適当なところで手を打った。
結局、設計図より縦幅は2ミリ程小さく、横幅は変わらずというサイズに落ち着いた。バイト開始。

0617圧着と荒仕上まで。型紙より少し小さい。
0617圧着と荒仕上まで。型紙より少し小さい。

バイト後は家事と指定難病受給者証の更新とかその他もろもろの事務作業があって、作業再開は18時。レース穴やボルト穴の位置決めでリュータで2.5ミリ穴を開けていく。
そのあとはまずM20ボルトを通す穴を開けていく。20ミリの丸穴なんて初めてだ。いつもレース切の時は真ん中に20ミリほどの穴を開けてそこから切っていくのだけど、あれは2ミリ革だ。
こんなにハーマンハーネス6ミリ、ダブルショルダー5ミリくらいあるやつにそれぞれ2ミリの本ヌメサドルを張った厚い革を一気に2枚開けていくのだから薄い革に開けていくような手順では無理。
リュータで超硬バーや鑢をとっかえひっかえしながら少しづつ拡げて行く。途中から3ミリドリルの横腹で撫でて削っていく。
21時に漸く12ミリ超えた。これだけで今日中に終わらんかもしれん。

0617 2枚を万力で固定して同位置に穴を拡げて行く。
0617 2枚を万力で固定して同位置に穴を拡げて行く。

22時にM20ボルト穴拡げは中断。いつものリュータの音なんだけど、ずーっと鳴ってるからさすがに近所迷惑だろう。明日続きをやろう。
他の穴を拡げたり、ネジを通してみたりで今日は終了。抑えベルトはハーマンハーネスで行く。
短い端材しかなくて、1本じゃ届かないんだけど短いの2本をボルトで継いで使う。
端材を無駄にしたくないのと、M3ボルトは使っていないのでここで使うのも面白いのと、マグネット留めは今作が初めてなので最後まで長さの調整が必要になりそうだから。
抑えベルトが太いのは野暮なので幅はギリギリの25ミリで行く。

0618 (火) また6時過ぎに目覚めて7時過ぎに作業開始。昨夜布団に寝てて悪い予感がした。ネオジム磁石の触った感触、ステンレスそっくりだったなと。
予感通り、目印のポンチ穴があかない。ドリル刃が食わない。掘削オイルを垂らして新品のドリル刃に変えて試してみても入っていく気配がない。
経験を積んできたので数分で諦めた。これは駄目だ。
もう一度磁石ナットを探して買うかとも思うがその前にもうひと悪あがき。ネオジムをベルトの方には「埋める」。少し抉って磁石を置いて、裏張り革を張る。
本体の方は磁石にくっつく「軟らかい」鉄を探してそれに穴を開ける。あるいは磁石にくっつく普通の鉄ナットを埋める。まず最後のプランを試すため丁度良さそうな鉄ナットを探す。
すぐ見つかった。一番安いスチールナットが良くつく。

0619ベルトにネオジムを埋める加工、失敗。
0619ベルトにネオジムを埋める加工、失敗。

9時半までやって、失敗。ベルトにネオジムを埋める加工をしていたのだけど、ネジ切りネジ留めが出来ないとすれば接着剤でポン付けはありえないので当然革で挟み込むつもりだった。
その方向で色々加工して大分完成に近づいたときにふと、一番薄い本ヌメサドルを挟んでスチールナットをくっつけてみたら付かない。革を隔てると磁力が届かない。ネオジムの革埋め込みは無理だ。
再度磁石製のナットがないか探そう。

その前に思いついたのが金属の薄板で覆って、その薄板を革にボルト止めすれば行けるんじゃないかということ。
やってみたら1.5ミリ厚のアルミ板じゃだめだけど、0.8ミリ厚のジャラルミン板ならくっついた。ギリギリ実用になるくっつき強度。もう少し薄いアルミ板ならもっといけるんじゃないか。
ダイソー行ってみて、なければコーナン行ってみよう。と思って少しググってみたら皿穴付きネオジム磁石というのがかなり広い範囲、広いサイズ展開で売られている。
アルミ板で自作も悪くないけど仕上がりには自信がない。抑えベルトが壊れて取れ掛かってるなんてみっともない。高いもんじゃないのでアマゾンのやつを注文。明日届く。抑えベルトの作業は中断。

レース使用量試算
レース使用量試算

18時過ぎにM20ボルトも通せるだけ穴も広がって、その他もろもろ準備がすべて終わって縫い始める。明日届くマグネットの取り付けはまだだけど穴あけまでは終わらせているので大丈夫だろう。
夕食挟んで縫い作業続けていて、この距離なら今晩中に楽々終わると思っていたら急用(お母さんのカバンが交番に届けられたとのことで受け取り)で1時間ほどストップ。
結局23時過ぎまでであと1カーブと始末の繋ぎを残すところで終了。明日朝で終わるだろう。明日マグネットとボルトが届いて問題なく取り付けられれば明日で終了予定。

0619レース縫い開始。
0619レース縫い開始。
0619穴が少ないのであっという間に進んでいく。
0619穴が少ないのであっという間に進んでいく。

一度横になったけど気が変わって縫製続ける。30分で終了。
今作は穴位置が間延びしているので始末のつなぎ方がすごくわかりやすくて失敗せず繋げることが出来た。
けどその点(間延び)は過去の判子ケースは皆同じなので、今回初めて失敗せず繋げられたのは俺もトップブレードステッチの始末の付け方にだいぶ慣れたということもあるのかも知れない。
ただ、始点と終点のレースの端は手帳その他だと裏にあたる部分の縫い目のレースに埋め込んでしまうのだけど、今作のような構造はすべての部分が木部と革部の組み合わせなので「裏側」がない。
同じく立体トップブレードステッチの判子ケースには「革だけ」の部分があったのでそこに「裏側」があり、そこにレースの端を埋め込んで隠すことが出来た。今作ではそれが出来ない。
レースが走っている部分はすべて表に出ている。なんか数学的問題のような気がする。
仕方がないのでキーケースの裏面にあたるダブルショルダー側の縫い目の間に埋め込んだ。模様みたいに見えると良いな。
しかし今回初めてトップブレードステッチを垂直?、普通とは違う方向でカーブさせて周回させたがなんとかできた。これが成果だったかは心もとない。今後の課題だ。
これで部品が届く前にできることはほぼもうない。明日は来るまで鍵を収納して動きを確かめるなどして待って居よう。

トータルでのレース使用量
トータルでのレース使用量

0619 (水) 部品到着待ちなので原価計算をしながら少しづつ作業を進める。
昼過ぎに磁石が届いた。早速用意していたネジで取り付けてみた。本体の方は完璧に期待通り。先ばして開けてしまったけど使わなかったM3の穴2個が少しはみ出て見えてて痛々しいけど仕方がない。俺はあまり神経質ではない。
抑えベルトの方は表側から六角ボルトを通して裏に磁石を付けてナットで留める予定だったのだけど、ナットの厚みで離れている分磁力が弱まる。また考えて磁石の穴にレジンを入れてネジ山を切ってみる。

すぐ判明。レジンにネジ山を切るのは無理。レジンとネオジム磁石を(接着剤など何もつけないで)くっつけるのも無理。この案却下。
全くつかないというわけではないので、スチールのM4ナット、それも極力薄めのやつではだめか試してみる。手持ちがないので買ってこよう。
いや、薄いほうが良いんだから自分で金属片にネジ切りした方が早いんじゃないか。アルミ板の端材があるので、それを小片に切り出してネジ切り、ネジ山が効く=ボルトが留まるギリギリの薄さまで紙鑢で削って調整してみよう。

0619アルミ板の端材から小片を切り出し。
0619アルミ板の端材から小片を切り出し。

アルミが大正解だった。10分かからず切り出し、ネジ切りが終わって取り付けて確認。充分な強度でくっつく。ナットが薄いというだけでなくアルミはステンレスと違って磁力を邪魔しないのかもしれない。
さらに良いのがアルミは軟らかくて削れやすいのでベルトに取り付けて締めあげてからはみ出てる分を鑢掛けで落とすなんてこともできる。削りすぎてダメになってもまたすぐ作れるしね。
これで抑えベルトの部品が揃った。けど最終的な厚みが確定しないと抑えベルトの長さが決められない。M20ボルトの到着待ち。コバ磨きなどできることだけ進めて待つ。

0619カドを丸めて厚みを少し削る。
0619ネジ山を切って、カドを丸めて厚みを少し削る。
0619それで磁石を取り付ける。
0619それで磁石を取り付ける。

と書いて下のポスト見に行ったら届いてた。まず重さを測る。194g。40ミリが172gだったのでその差22g。

0619 194gの図。
0619 194gの図。

早速通してみると、少しは危惧していたんだけど50ミリではまだ長さが足りん。
発注した時は流石に60ミリはやりすぎだろうと思ったのだけど、50ミリを発注してから作業を進めていくうちにこれは革のしなりで足りない長さを補うのは無理らしいことに気付いた。
特に幅は直角にレースで側面の革を縫い付けているので、無理に革を曲げてしまうと上辺の鍵を取り出す時に開口部が狭くなりすぎる。
今作についてはもう後に引けない。余るM20ボルト40ミリ2本と50ミリ1本はきっとどこかで使えるだろう。すぐに60ミリを発注する。
届くまでは作業中断。今日はM20ボルト50ミリをつっかえにすれば幅は確定できるので抑えベルトは完成させよう。それ以外は60ミリが届いてからにする。今日の作業日としては半日計上とする。

抑えベルトが完成。様子見で外出に持っていってみたら問題特になし。少し磁石部分の外れは合ったけど、まだ革が馴染んでいなくて浮いてるのもある。もっと沿うようになったら問題ないだろう。
帰って鍵を全て取り付けて具合を見てみても実用上問題なさそうだ。ただ単にM20ボルトにナットが嵌っていないだけ。
あとは土曜日に60ミリが届いたらそれにボルトを差し替えて袋ナットを締めるだけ。よって今日で完成とする。使ってみて不具合修正が出たらまたそれは追記、大規模改変なら作業日として計上することにする。

0619 M20×50ミリで幅を確定させて抑えベルトの長さ確定。
0619 M20×50ミリで幅を確定させて抑えベルトの長さ確定。
0619ただ単にM20ボルトにナットが嵌っていないだけ。
0619ただ単にM20ボルトにナットが嵌っていないだけ。

丸5日で完成。思っていたより大分早かった。7月くらいまで掛かると思っていた。
よく考えれば縫う部分も少ないし、それ以外は穴開けてボルトを通すだけだし、5日でもかかり過ぎだ。小物の製作はいつも目算を見誤る。
すぐできた割に持った時の満足度が高い。重いからかな。我ながらこんなものを日常遣いして喜んでるなんて変だとは思う。マギー司郎じゃないんだから。
でも毎日持ち歩けるものはほんとに嬉しい。エイジングが楽しみだ。重すぎて途中ギブアップする可能性もわずかにあるけど。

夕食後、まだ届いていないM20ボルト60ミリも含めて原価計算完了。総計¥7,310.36。前のキーケース17.5作目が¥3,973.8。倍近く値上がり。贅沢に材料使っているのはもちろんだけど、この間諸々モノがすべて2割程度値上がりしてる。
いや、M20のボルトとナットで¥4,898.3。ここで使い過ぎてるだけか。仕上がりには今の時点では大満足なのでOKとする。

0619一旦出来上がりとする。
0619一旦出来上がりとする。

0620 (木) 今日昼間にこのキーケース、マギー司郎みたいだなと思った。M20がこんなになっちゃった、みたいだ。
よって作品名をマギーキーケースとする。

同じく昼間にやっぱりマグネットがもう少し強くつかないかなと、抑えベルトのボルトが隣のM20との比較となるのでしょぼく感じるなと思った。
ここのボルトは長さ8ミリ。呼びを変えても長さは同じなので、ミスミで黄銅六角ボルトに絞ったうえで8ミリ長で絞り込み。一番太いのがM6で、M5にも8ミリがあった。
もう一方の磁石の方だが、ボルトを変えるとしたら今取り付けているのは穴径4ミリ、M4でぴったりなので入らない。
探してみると同じブランドのサイズ違い、大きさ16ミリの円で穴径が5ミリというのがあった。これならM5はそのまま入るし、M6なら一か八かタップでネジ切りすれば直付けできる。
ということでM5とM6のボルトを発注。M20の60と同じく明後日の土曜に到着予定。驚いたのはマグネットで、昼飯の時に発注したら21時の今届いた。
当日到着は久しぶりだ。タップ切りを試してみる。

開封した瞬間無理なことが判明。皿ネジのための抉れがきつくて、穴の縁=ネジにあたる部分の厚みが1ミリもない。ネジ切りは無理。
ただ、なぜか磁性が2枚逆なので、本体側と抑えベルト側に表同士で取り付けても問題なくくっつく。
なのでM5ボルトでもM6どちらでも(M6は穴拡げが少し必要だけど)、穴を通してM4と同じく自作アルミナットが磁石本体のネジのためにある抉れピッタリに嵌ればほぼツライチにできてかっちり磁石がくっつくはず。

今晩はM6用の穴拡げだけやって終わろうと思ってゴリゴリ超硬タングステンバーで削っていたらすぐ割れた。箱に戻して新しいのと換えようとしたら間に挟まっている分が1枚すでに割れている。
輸送中に割れたのだろう。磁石というだけあって、石は鉄とは違い衝撃や圧迫に弱いみたいだ。多分ネジ切りなんて刃が入ったとしても圧力で割れてたと思う。
新品に換えて慎重に超硬バーで削っていく。割れずに大分進んだところで今日は止めて置く。必要以上に削っていて割れたりしたら馬鹿馬鹿しい。M6ボルトが届いたら宛がって通るか見ながら削って行こう。
今日は今作の作業は1時間ほどなので作業日としては計上しない。

0620削ると火花が飛ぶ。火打石か。
0620削ると火花が飛ぶ。火打石か。

0621 (金) 昨日に続きまた手直し。朝から次作の作業を進めていたのだけど、昼時に食事に1階へ行くときに鍵の開け閉めをしていてやはり少し鍵を引き出しにくいと思った。
そりゃ前のキーケースがキーポスト2本に振り分けていたのを1か所にまとめたのだからいくら幅が広くなっといっても限界がある。良し。もう一本ボルト通して振り分けよう。
端っこでないと上手く引き出して鍵穴にさせないのではということがあるが、もともと屋上の扉の鍵と郵便受けの鍵は挿し口が奥まっていたりでキーリング?につなげて突き出して繋げている。
今作の真ん中あたりにつなげても引き出して使えるので無問題。早速改造作業。穴を開けてボルトを入れるだけなので小一時間もかからない。作業時間としては計上しない。

穴位置はそのまま横並びでは面白くないので、久しぶりに「盛付秘伝」を参考にして少しズラした。

0622 215g。
0622 215g。

0622 (土) ネジ到着。M20ボルト60ミリは215g。50ミリから21gプラス。40ミリからだと43gプラス。
袋ナットと合わせると323g。笑ってしまう重さ。早速取り付けて、同じく届いたM5、M6の加工に入る。

小一時間で終了。結局マグネットを留めるネジはM6になった。一昨日削った磁石の穴でぴったり通った。
危なかった。あれ以上削っていたら割れそうだったから、留めておいて良かった。
アルミ片の自作ネジも慣れたものですぐできて、取り付けてやすりで整形して仕上げ。
前の12ミリより大分大きい18ミリ径の磁石が、前よりピッタリほぼ隙間なく張り付いているので期待通りの強度が出ている。

0622毎日携行する587g。(1029記:もっとすごい49作目に期待すべし。)
0622毎日携行する587g。(1029記:もっとすごい49作目に期待すべし。)

最終形の全体重量は526g。想定していたより重い。前のキーケースが251gなので倍以上だ。
鍵をすべて収納してみると587g。期待を超えた。まさに俺の作品という感じ。木と革と金属の質感も良く出てる。
飽きるまで毎日これを携行するのでエイジングが楽しみだ。
本作、これにて終了。

0622完成正面。
0622完成正面。
06220622完成裏面。
06220622完成裏面。
0622裏面斜め上から。
0622裏面斜め上から。
0622底の木部。
0622底の木部。

0627 (木) 携行し始めて1週間、あっという間にエイジングが進んでいる。使いにくさも含めて良い感じ。大満足。
ただ、キーケースとはとても言えない。収納していない、はみ出ているので、作品名を「マギーキーケース」から「マギーキーホルダー」に変更とする。

0627たった1週間でこのエイジング。
0627たった1週間でこのエイジング。
0627別角度。
0627別角度。
材料費概算(スプレッドシート画像)(計¥7,552.23)
材料費概算(スプレッドシート画像)

原材料費総額 ¥7,552.23
作業日数 6.0日
総重量 526.0g