≒ (33作目)「七夕mini」ハーマン<ハーネス>+BC6+銘木16種LLミニメモ帳20230806

前作と同じく過去最厚。使いにくい。
前作と同じく過去最厚。使いにくい。

趣味のレザークラフト

0711 (火) 週末前作の柿渋入れなどをしながら構想。月曜にサイズ数値を諸々決めた。
朝から大阪行き、疲れて帰ってすぐパン仕込みと夕飯の準備。夕飯まで少し時間があるので個人事業主としての事務仕事。
夕食後ようやく作業開始。

型紙サイズ試算
型紙サイズ試算

背革幅は敢えてサイズの違う前作と揃えて8㎝。参考に出来る同サイズ作品は29作目、背革幅は5㎝。今回それと変える理由は、1)せっかくの極厚ハーマンハーネスだから、革活かしの設計にしたい。2)サイズは違うけど前作と金具のリング径はほとんど同じ。
前作が金具の嵌りがちょうどいい感じなので、背革幅を前作より細くすると革が極厚な部分で金具を圧迫しちゃうから、の2点。ただ、金属部分が幅1㎝なので、結果の木部設置幅は29作目→13㎝、今作→12.5cm、ほとんど変わらない。
けれども今回は29作より木部は厚く仕上げるつもり(幅はほとんど同じ2㎝)なので、木部の片面本数は9本とする。
以後、型紙作成、革の切り出し、革漉き、張り合わせと進めて行く。この後夕食後は粘土で瓶のふたを作るのでほとんど今作は作業しないが、今日が作業開始日とする。

やっぱり大阪行きで疲れてるので粘土細工は明日にして、気分が乗りやすい革の切り出しをやる。すぐ終了。前作で時間のかかった漉き作業にまた入る。ここら辺前作と手順一緒なのだけど、同じように仕上げたいと思ってもどうやったか細かいところを忘れてる。
仕方が無いのでえいやで決める。「漉き幅は4㎝」「使う道具は彫刻刀、ミニかんな、ドレッサー(粗削りする道具)」。漉き幅4㎝はそんなに削ったか心もとないけど、ドレッサーの削る部分が約4㎝幅で、それで前作は削ったんだからそれで間違いないだろう。
けど23時で切り上げて寝る。明日は味噌仕込む予定。

0712 (水) バイト後予定通り味噌を仕込んで、夕食後粘土細工。シャワー浴びて小一時間ほどだけ作業。革漉き続行。
明日は革漉き中断で、計画していたハワイアンコアの加工に手を付けるつもり。

粘土の蓋作り。手前に2年前同様に作ったやつ。
粘土の蓋作り。手前に2年前同様に作ったやつ。

0713 (木) 朝から合間を見て少しづつ粘土細工。そのまた合間に革漉き。それを中断してハワイアンコア切り出し。
薄いのでそれでも夕食後には切り出し終わり、表面仕上げ油入れも数分で終了。レジン埋め開始。

レジンで薄めのハワイアンコアをサンドイッチにする計画。それで次作は全部を行く予定なので、その実験を兼ねている。
ただ、サンドイッチのパンに当たるレジンの量を裏表同じ厚さにしたいと思っていたが、出来ないことは無いけど労力のわりにその作りはそれほど面白くないことに気が付いた。
なのでまず、先に埋めるレジンの量を揃える。今のところそれが表と考えている。表に当たる部分のレジンが多い=分厚い方が面白いと思う。
そして木を載せて、残りのレジンを上から足す。それでサンドイッチ。
今回次作34作とは木部のサイズが違うのであまり参考にはならないが、今回の6㎝×2㎝の面のモールドには5g入れると良い感じの厚み。
そしてその面を硬化させてから、接着用のレジンを塗って木を載せる、つもりだったが接着用のレジンの量で厚みが変わってしまうし、木はぴったりはまるので、硬化前に木を載せることにした。
載せてみると良い感じ。但しここまでで重量を計算していなかったことに直後に後悔。最初の5gを入れた時も電子秤が上手く動かない(急に電源が消えちゃう。間違いなく数グラム入れているのに数字が変わらないなど。)ことには気付いていたけど強行した。
その結果、木を載せて(ここまで問題なし)レジンを入れ出したら、数字が変わらない。ゼロのまま。最初の5gは同じ規格のモールドがあるのでそれで風袋引きして凌いだが、今度は木の重さを計っていないのでそれができない。
仕方ないので後の方のレジンは見た目良さそうな量で決めた。ここまでが第一の失敗(今後活かすべき教訓)。そこまでやった直後、少し目についた気泡を潰して、すぐにLEDライトを当て始めた。
3分×2が終わったころに見てみたら、気泡が増えてるし、デカいのもある。けどもう硬化は進んでいるので潰せない。これが第二の失敗。ハワイアンコアが軽めの木だからもあるのだけど、中に気泡があって、それがライトの熱で出てきたみたいだ。
この対策として考えられるのは、①「少し置いておく」②「ドライヤーか何かで熱を加えて気泡を出す」③「木に先にレジンを薄く塗って固めてから使う」の3つ。3つとも次の機会にやってみよう。けど先々月ぐらいに使ってなかったドライヤー捨てたんだった。クソ。
けど予想としては3をちゃんとやれば十分じゃないかと思う。

以上、レジンテスト。革漉きに戻って1.5時間ほど作業して本日終了。

これでわかっているとは思うが、前作エントリで次作と今作同時進行と書いたけど、ここで次作は終了。次作はもっと面白いことを思いついた。バッファロー革とか。

胡椒瓶の蓋は割れた。作り直し。この後もう一回作り直している。
胡椒瓶の蓋は割れた。作り直し。この後もう一回作り直している。

R天とかYとか買い回りしてるけど、この粘土はここが一番安いと思う(今のところ)。

0714 (金) 一昨日やった粘土細工の内、一番小さいやつ(胡椒瓶のふた)が気に入らなくて、昨日の夜反故にして浸水。今朝柔らかくなっているので再挑戦。
良い感じに上がったと思っていたら、バイト後瓶に嵌めてみると乾いて縮んでキツキツ。無理に押し込んで割れた。歯医者の予約があるので放っておいて外出。
1時間ほどで帰宅。割れたのを補修するかと一瞬考えたが割れ目からまた裂けそうなので作り直しに決める。大分慣れたので小一時間で終了。明日朝に乾燥して硬くなった(縮んだ)やつを瓶に嵌めてみて具合が良ければOK。
夕食後作業再開。明日から3連休だけど今日は飲酒しない。時間いっぱいまでのんびり漉いていく。22時ごろ気付いたが、高さが10センチしかないのだから、表裏を縦に並べて一気に漉いていけば早いよなと、2日やった後の今気が付いた。
シャワー浴びてきたらそれやろう。

7日間漉き続けた。
7日間漉き続けた。

0715 (土) 朝飯食って前作のブログエントリ投稿。製作期間に比例して写真も文章量も多くて四苦八苦。けどこれ推敲の上レジュメにしようとしたらもっと大変だから、メモ書きそのまま投稿。
昼めし食ったら冷凍庫で余ってる半額セールで買ったさんまのつみれ汁を作る。そのままだと冷凍焼けでイマイチなので(すでに1パック焼いて食った)。
その後は夕食挟んで寝るまで一途に革漉きシコシコ。

0718 (火) 土曜深夜に我慢できず飲酒。日曜月曜(祝日)飲み続け、その結果今日もバイト以外は体調不良。
少し当たって割れちゃった粘土細工の作り直しをやって早めに就寝。今日も入れて3日間作業日数から除外。

0720 (木) 昨日はバイト、通院、パン仕込み、夕食後から0時まで革漉き。まだ終わらない。今作イマイチ気が乗らなくて革漉きが進まない。
今日はバイト前から革漉き開始。バイト後は通院と粘土細工の焼成予定。夕食後再開する。

粘土細工は上手く焼けた。夕食後2時間作業。4.0ミリと4.3ミリまで漉いた。前作と比べると合計で1ミリ厚い。ただし前作と同じまで行く必要は無い。
前作で試したから分かるが、今のレベルでも曲がりは充分。なので今からバリカンで散髪とシャワーで抜けて、戻ったら寝る直前まで漉き作業継続、
それで寝る直前に接着して一晩寝押ししよう。

前作の反省点は接着前に完全に滑らかに仕上げてなかったので、漉きに使った彫刻刀跡が残ってしまったのだった。
今回はそのため、最後の1~2ミリの部分はドレッサーと鑢だけで漉いてみたが、やはり縦に筋は入ってしまう。
最後の仕上げに紙やすりを丸く掛けてみたけど、やはり完全には消えない。圧着した結果まだ目につくようなら次回以降何か別の方策を考えるべきかもしれない。

0721 (金) バイト前、早朝に目覚めて寝押し確認。前作と同じく厚みの境目が着いていないので接着剤入れて圧着。何回かに分けて。
バイト直前で確認したら圧着完了。バイト後は革の荒仕上を行って木部の基準を作ってから木部作業開始。今回革漉きで7日掛かった。

夕食前、ポテトサラダ仕込み終わって作業再開。木部の荒仕上と金属部品取り付けまで終わったが、ほんの心持ち漉きが甘かったようで曲げに抵抗がある。

金具仮止めまで。思い切り圧着の後が付いている。良い革はこういうのが消える。
金具仮止めまで。思い切り圧着の後が付いている。良い革はこういうのが消える。
革厚が凄い。ほれぼれする。
革厚が凄い。ほれぼれする。

けどその一方、彫刻刀跡は今回一切無くてスベスベに仕上がってる。曲げは木部や金属部を取り付けて馴染んでいけば恐らく許容範囲内だろう。
木部作業始める。

すぐにハワイアンコア終了。レジン埋めしてあったやつを整形するだけ。1本目。最初のうちに初卸しの材使っちゃおう。次はチューリップウッド。
0時にチューリップウッド終了。酒飲みながらだったので時間が掛かった。2本目。寝よう。

0722 (土) いつも通り8時起床。昨夜は酒量を抑えたので体調は悪くない。10時より作業開始。
次はゼブラウッド。あんまり色がパッとしないので置いといたけどこれも初卸し。
12時前にゼブラウッド終了。3本目。昼飯行ってくる。

新物卸しは一旦止めて、暫く残り端材をやろう。次は細かい端材をレジン補修して使うやつ。青朴とバストゥーンウォルナット。
昼食後レジン埋めを新規に買ってみたレジン液でやってみたけど、100均のやつより粘性が低いので使いやすくて、日差しが強いからかもしれんけど直ぐに硬化する。
数分で固まるので作業はしやすい。
15時半、青朴終了。4本目。バストゥーンウォルナットはかなりの変形材なので気泡というか抜けが多い。そこにレジンを追加して硬化させながらなので先に次を進める。
バーズアイメープル。15作目の残端材。すごく良いバーズアイが入ってるけど小さすぎて使い道が無かった。漸く31.5作の台座で一塊使ってさらにその残りが6㎝幅なので今回最適。
17時半、バーズアイメープル終了。5本目。次は神代欅。19時前に終了。6本目。夕食で抜ける。

夕食後再開でバストゥーンウォルナットを鑢始めたがまだデカい気泡が出てきたので中断。明日日中に硬化させてから続きをする。
よって次はパープルハート。0時過ぎ終了。割りはすぐ終わったが中途半端に厚かった(割るほどではない)ので鑢に時間かかった。7本目。既に飲酒開始している。寝ます。

0723 (日) 青黒檀から。ちょっと厚みが足りないけど、割れの全くない真黒かつ長さは6㎝しか取れない良い材なのでこれを今回使ってしまう。厚みをレジン埋めも出来るけど、直接触りたいのでしない。
昼過ぎに硬化待ちだったバストゥーンウォルナットを磨いていたら、昨日から気になっていた木の黒い部分が押してみると柔らかい。力を入れてみるとボロボロ崩れる。濡れた粘土のような感触。
これでは使えないので全部ほじくり出してみるとかなり大きな穴が出来た。取りあえず日に当てて乾かしてみて、脆い部分を全部取り去ってからレジン埋めしよう。水で濡れて腐ったか?心当たりが全くない。
15時青黒檀終了。8本目。きれいな真黒だけど、歪なので1番(端)になるかな。その場合は前作で得た知見でもう少し角を落とす。
次は毎作外せない花梨。良い端材があるけど少し薄いのでレジンで埋める。
乾かしてみて、バストゥーンウォルナットは予定変更で穴をレジンで埋めないで使うことにする。これにレジン埋めても濁るだけ。要するに「そこにあった腐れ木の形」をそのまま残す。

バストゥーンウォルナットの穴あき(欠け部分)。この後まだ穴の内部を磨いてる。
バストゥーンウォルナットの穴あき(欠け部分)。この後まだ穴の内部を磨いてる。

穴あけ、レース縫い時点で割れたら諦める。整形は終わっているので、後は日干ししながら歯間ブラシで穴の中を磨いていく。終了と見做す。9本目。

ここまで出来て革に9本宛がってみたが、1本多い印象。今作の木部(幅2㎝×厚さ1㎝)で設置幅12.5cmだと8本が美しいようだ。予定変更。必要本数残り7本。
17;15花梨完了。10本目。この後は毎回外せない2種をやってから色味確認。

リグナムバイタは少し細い端材なのでまずレジン埋めをする。硬化待ちの間に老紅木。

0724 (月) 昨日は昼にリグナムバイタと老紅木をやりながらお酒も始めちゃって作業終了。
今日は一日通院で費やしたが二日酔いもあって帰ってからも作業進まず。昨日と今日合わせて1日作業しなかった日として計上。

朝出掛ける前に外に出しておいたリグナムバイタがもう固まってると思ったら21時半現在見てみたら表面がべたべたする。何でだろう。明日も日照継続。
0時前に老紅木終了、11本目。次は良い色なのに短くて使えなかったバックアイバール。

0725 (火) バイト後用事済ませてから作業再開。夕食で少し抜けた。
20時、硬化の終わったリグナムバイタの整形が先に終了。12本目。22時半、途中シャワー浴びて来たけどバックアイバール終了。模様も色もすごく綺麗。13本目。
残り3本。次はサティーネ。23時過ぎ、割りまで終了で本日就寝。

予定変更。片面8本に決定の図。
予定変更。片面8本に決定の図。

0726 (水) バイトと用事済ませて少し作業。夕食後再開して直後にサティーネ終了。14本目。

ここで金属材を購入したサイトからクーポンを貰ったのでサイト訪問。
先週、次々作(次作?)で使用する金属をいつものように気が逸って発注。

A7075。1本226g。
A7075。1本226g。

A7075 – アルミ板
素っ気ない商品名だけど別名「超々ジュラルミン」。23作目でも使った超硬度のアルミ。
23作目の時は別のサイトから買ったのだが、最近使い始めたこのサイトだと23作目のときよりかなり安上がり。
せっかくなので6面フルフライス加工ですぐ注文した。2本で込々¥6,314.0。

しかし発注・支払い直後に関連商品で、
A7075系ANP79 – アルミ板
を発見。説明と少し高い価格を見ると超々ジュラルミンよりグレードが上のようだ。しかし今さら超々ジュラをキャンセルできないので諦めた。それが先週の話。

クーポンがもらえたので例のANP79に使おうかなとサイトを覗きに行った。数値を入力してかごに入れようとしたら関連商品が。

ANP79。223g。
ANP79。223g。

6F – ANP79 – アルミ
要するに6面フライス済みのANP79。少し安いのかなと数値を入れてみると¥844.0。先の「A7075系ANP79 – アルミ板」だと¥2,760。3倍違う。
クーポン使うまでもない。すぐ注文した。2本で込々¥2,879.8。送料入れても「A7075 – アルミ板」の半額以下。さらに「A7075 – アルミ板」は予約注文割引で3%安く買ってるので出荷は8月頭だけど、こっちは3日後出荷らしい。先に着く。
果たして到着して比較して見て、どっちがどう違うか。同じフライス加工でも仕上げに差があるかなど、楽しみだ。と思ってサイトを眺めていたら、この出荷元は(このサイトは各社乗り入れで販売するサイト)、ANP79よりA7075の方が大分高いらしい。
今日買った「6F – ANP79 – アルミ」の基本単価は¥550で、「6F – A7075 – アルミ」は¥1,800と3倍以上する。
要するにA7075はどの出荷元も相応の同じ価格で、ANP79が一方が妙に安い(or高い)だけなのかな。まぁその点がどうだったとしてもその「安い方」を買ったってことだから別にいいか。

印が無いと全く見分けがつかん。これで値段3倍違う。
並べてみる。印が無いと全く見分けがつかん。これで値段3倍違う。

残す木部は2本。すでに出来た14本を並べてみて、在庫を見比べて、過去作を確認して、30分ほどかけて黒柿と黄金樟にきめた。黄金樟は頻出だけど色味が他と代え難い。
23時半、途中シャワー浴びに行って黒柿終了。15本目。黄金樟の割り途中で寝る。

0727 (木) 黄金樟は細かい端材を使いたくてレジン埋め。朝から日照で硬化。待ちの間にレース準備を始める。
バイト後硬化していた黄金樟の整形。17時終了。16本。これで木部終了。仕込み途中のコチュジャンの続きしてくる。

レース必要量試算
レース必要量試算

21時にレース切り出し終了。刃の交換をケチったせいでぶつ切りになった。今回継ぎが多くなりそう。
シャワー浴びてきてから位置の計算して、少しづつ木部穴あけ始めよう。途中で寝る予定。

木部穴間隔試算
木部穴間隔試算

対角線=木部を並べた幅が、過去作でいつも革の木部設置幅のプラス1㎝でちょうど良いので、今作は対角線が134.7ミリになる、12.5ミリで穴位置確定。
先ず前作で知見を得た1番の角を斜めに落とすと完成品がスムースに曲がる、をやる。穴間隔試算に必要で木部設置順も決めたので、先ず1番の青黒檀とゼブラウッドの角を落とす。

23時半、角を落とし終わって青黒檀とゼブラウッドの穴あけをしてたらハンドドリル4ミリ超えてゼブラウッドが割れた。心配してたのは青黒檀なんだけど。
レジン補修でしのぐか迷う感じの割れ方。明日決めようもう寝る。

0728 (金) バイト前少し作業。ゼブラウッドはもう一度切り出しからやることにする。けど、同じ材なので同じことを繰り返す可能性大。
といっても違うやり方は無いので、やってみてまた割れるようなら諦めて別の材にする。
今日は日中は忙しいので続きは夕食後。朝のうちに青黒檀の方は穴拡げ終わらせようと思ってやっていたら、最後の4.5ミリで少しひびが入った。けど少しなので許容範囲。
やっぱり4.5ミリはゼブラでは厳しいかな。せめてもの対策として穴拡げてから角落とししよう。

夕食後ゼブラにかかりっきり。23時に穴拡げまで完了。少し欠けたが、この後角落としするので欠けた部分が消えるレベル。その角落とし終えたら本日終了。

0802 (水) 土日月と3日間体調不良(=泥酔)。昨日は少し穴あけ進めた。

バイト後、夕食と用事、ストレッチとシャワーを挟みながら作業。0時前に木部の穴拡げ、最終仕上げ、油入れ完了。
後は革と金属の穴あけと仕上げ。終わりが見えてきた。

金属部準備完了の図。
金属部準備完了の図。

0803 (木) 朝一でお母さんをデイサービス一日体験に送り出してからバイト前まで作業。
10分ほどで金属部1本の穴あけが終わり。やはり青銅は柔らかい。

バイト後夕食挟んで作業。22時ちょうどに金属部分の穴拡げ、最終仕上げまで完了。前作のミニ版という位置づけなので意匠を合わせるのと、やはりBC6の質感が気に入っていてあまり加工したくないというのがあって、
角落としはほとんどしなかった。バリも無いし必要も無い。明日は大阪通勤なのでもうシャワーに入って寝る。残すは革部穴あけと仕上げ、レース縫い。

縫う前に最後の革鑑賞。分厚い。
縫う前に最後の革鑑賞。分厚い。

0804 (金) 大阪から帰って白菜のコッチョリの下処理(40分塩漬け、3度洗い、笊で水切り放置)、トウモロコシの味噌汁を作ってから17時半に作業開始。
まず型紙に穴位置マーク。

革部穴間隔
革部穴間隔

すぐにに終わって革に目印ギリ。18時半、夕食前にリュータでの穴あけは終了。後は穴拡げだけど、前作でこのハーマンハーネス二枚張りの分厚い革はかなりレースが通りにくいのが判明しているので、
全穴にハンドドリルで3.5ミリを通すことにする。、いつもだとリュータ3.3ミリで開けただけで大丈夫なんだけどね。

0時にすべての穴拡げ、床の鑢かけとトコノール入れ、すべての部分の最終油入れまで完了。後はレース縫いだけ。今日はもう寝る。
今週末は先週末の飲み過ぎの反省と、月曜朝から夕方まで通院だから酒は飲まないので、レース縫いを明日明後日で終わらせる。

革、木、金属すべて準備完了の図。
革、木、金属すべて準備完了の図。

0805 (土) 先週仕込んだコチュジャンの備忘・記録エントリを書いてから昼前にレース縫い開始。
7/26エントリに書いたANP79 とA7075だけど、今日先に発注してた(けど遅割なので発送遅い)A7075が午前中に到着して両方揃った。比較写真と重量など記録。

最初からやはり革の分厚さで通り難かったのだけど、夕方表表紙往路最終で3本通し過ぎたところで詰まる。思い切り(けど慎重に)引っ張ったら3本通しで全部切れた。
詰まって中々抜けない。引っ張ってもダメなので、鑢、ドリルでシコシコ削って、夕食後まで掛って漸く外れた。大分革が痛んだのが辛いけど、そこは革の厚さのお陰でタフだしケア可能。

1時まで掛って表表紙終了。詰まり、ブツ切れでかなりの時間のロスとレースのロス。裏表紙でどれくらい使うか計算が立たん。

表表紙終了時レース残
表表紙終了時レース残
表表紙終了の図。
表表紙終了の図。

0806 (日) クソ。10時前から作業を進めて裏表紙往路、最初の1本ゼブラウッドを嵌めていたらまた割れた。騙し騙しやってたけど別のところが割れた。これでやり直し2本目。このゼブラウッド駄目だ。
けれど別の材に換えるのは癪に障るので、レジン埋めで修正する。硬化待ちの間に昼飯と少し家事。

15時、レジン硬化、再度穴あけ、磨きも終わって縫って行ったらまた同じところが割れた、というかレジン補修部分が外れた。けどもうやり直しは馬鹿げているのでレジン部分を取り除いて、隙間が空いたまま行く。ダメなら(外れたらその時やり直そう。

ゼブラウッド割れてるの図。上側の穴は全く革レースを留める機能をしていない。
ゼブラウッド割れてるの図。上側の穴は全く革レースを留める機能をしていない。

21時レース縫い終了。金具取付、重量確認、原価算出などやって、今日で本作終了。小さい分やはり少し早かった。けど同じ規格では皮が厚い分障害が多くて時間が掛かってる。
前作と同じ建付けなのでレース柿渋染めは行うが、前作と同じくそれは作業日数に入れない。だって刷毛で塗って置いとくだけだもの。

裏表紙終了時(=全作業終了時)レース残
裏表紙終了時(=全作業終了時)レース残

今作も革が分厚い分、触っててかなり楽しかった。けど、この革厚はやりきったかな。正直使いづらいので革厚A4バインダーは今のところやるつもりはない。原料も継無しでやろうと思ったら半裁買わないとできんだろう。9万円少し超える。
しかし革厚すぎて閉じない。閉じ癖がつくまでゴムバンドでも嵌めとこう。

レース縫い終了(表から)
レース縫い終了(表から)
銘木並び順
銘木並び順
レース縫い終了(内側)
レース縫い終了(内側)

後日備忘 ブチ切れて無駄になったのも多かったけど、やはりレース使用量がいつもより多い。前作と同じレベル。やはり革厚による。

材料費概算(銘木)(スプレッドシート画像)(計¥5,133.1)
材料費概算(銘木)
材料費概算(その他)(スプレッドシート画像)(計¥6,742.60)
材料費概算(その他)
柿渋入れ一日経過(塗って日照浴びせる)。
柿渋入れ一日経過(塗って日照浴びせる)。
柿渋入れ二日経過。
柿渋入れ二日経過。
柿渋入れ三日経過。あと一日、柿渋が余っているので塗るけど、もう十分。
柿渋入れ三日経過。あと一日、柿渋が余っているので塗るけど、もう十分。

原材料費総額 ¥11,875.69
作業日数 21日
重量 本体 670.0g
リフター(下敷き) 47.0g 総重量 717.0g

革厚シリーズその1。下が今作。まだ曲がりが悪い。
革厚シリーズその1。下が今作。まだ曲がりが悪い。
革厚シリーズその1。下が今作。まだ曲がりが悪い。
革厚シリーズその2(別角度)。今作の裏表紙端のバックアイバールが美しい。
革厚シリーズその3(上から)。厚みは同じ。当たり前。
革厚シリーズその3(上から)。厚みは同じ。当たり前。