≒ (20作目)ハーマンハーネス+チタン+銘木バイブルお薬手帳20220614
20220518
19作目がまだ途中なのだけど、構想が固まってしまって我慢できなくなったので加工を始める。
まずは木片を切り出す。硬いので難しいかと思ったが一日で半分にはなった。これを次に薄く切り出すのだけど、そこが難しい(はず)。
そこまで終わったら長さが確定するのでチタン部品を発注する。それが届くまでに19作目を仕上げようという段取りを考えて先に加工を始めたのもある。今日は木片の切り口揃えで数時間やすり掛けの予定。
薄く切り出しは明日以降。
0519
夕食後30分ほど鑢掛けを続けたけど、30分ほどで切り上げた。あまり短くなっても設計が変わってくる。一番短いの(縞黒檀)に合わせると
もう3ミリほど短くなっちゃうので、そこは縫い方でカバーすることにした。結果木部の長さは7.4ミリで確定。チタン板を注文した。
そのまま半割作業に入る。とにかくキルテッドサペリを仕上げて先に柿渋塗りを始めたかった。何日も掛かるから。
柔らかいので2時間ほどで半割まで行けた。凸凹を鑢掛けしてある程度均して(全部は消さない。斑が無くなっちゃう。)柿渋塗りまでやって寝る予定。
さて辿り着くか→23:30辿り着いた。
0520
残りの半割も完了。昨日キルテッドサペリを半割して柿渋、縞黒檀も一本だけ半割してあったのを今日の午前中バイトしながら切り口を鑢掛け。
夕食後残り三本=縞黒檀一本、パロサント二本。その後キルテッドサペリに亜麻仁油を入れる。数日掛けてオイルフィニッシュするつもり。
明日は週末、バイトは休みなので映画見ながら割った3本を鑢掛けしよう。今日中に終わるわけはない。
0523(月)
例によって週末は泥酔。酔っ払いながらもオイル入れは続けていたようだ。
あまり期待したほどの光沢は出ない。もう数回オイル入れしよう。
明日チタンが届くようだ。早速カットだな。
バインダー金具を一旦一番径の大きいものにしてみる。ちゃんと使えるかな?
0524
チタン到着。すぐ夕方からカットを始める。やっぱり硬い。時間かかりそうだ。
なおカット前15㎝2本合計で223g
今日はこれ以外にはオイル入れだけやろう。
22:00 一本切れた。鋸刃は死んだ。明日着で替刃注文した。鋸刃費用を材料費に入れよう。
木の油入れもやった。あと少しチタン鑢掛けだけやって寝る。
背革幅は10㎝取ろう。そんで表紙端も3㎝合計で見開き31㎝になる。今までのより1㎝長いけど、良いよな。(結果短かった。最終日参照)
縫い幅は最近定番の0.7㎝、縫い代は0.5㎝で行こう。
0525
今日は一日バイトと雑用で忙しかった。
それでも夕食後に届いた新品の刃を使ったら1時間ちょっとで切れた。
疲れてるので今日はそれと木のオイル入れだけやった。
0526
夕食後まずオイル入れ。これで亜麻仁油は最後にする。そして数時間後蜜蝋も塗った。これで一応キルテッドサペリ部品は完成とする。もちろんまだ穴あけがあるけど。
チタン仕上げ。18作目で経験して知っていたけど意外にチタンは削りやすいのと、例によって余り「綺麗に」したくない、表情を残したいので、手削りなのに2時間ほどで全部済んだ。
これで木と組み合わせてサイズ合わせが出来る。やってみたら高さはジャストで18.8㎝だな。よしこれで型紙をつくる。
表紙端のダブルショルダーはやめた。大判の革を使うのは勿体ない。バッファロー使おう。安っぽくなるか、まだ使ってないから分からないし。
0527
夕方から歯医者と晩飯とパン作り。時間取れず。歯を治療されながら考えた。部品の順番、上下端をチタンで木部を挟むつもりだったけど
なんか違う感じがして夕食後並べて検討。やっぱり端は木の方が良い。↓に順番メモしとく。
調整しながら革切り出し。背革のハーマンに穴を開けてバインダー金具を嵌めてみる。背革の漉き幅は5㎝必要だ。
0530(月)
例によって週末は飲みすぎ。今日は朝から通院で帰って来てからもダラダラ。
革の整形と漉きをちょっとだけやる。毎回革漉きは時間が掛かる。なんかいい方法ないかな?明日やすりのちょうど良いのが無いか100均見て来よう。
0601
昨日は革部分張り合わせとトコノール。縫い穴以外は革部分ほぼ終わり、と言っても今日ももう一回トコノール重ね塗り。角の丸みも作ったし、これでほんとに穴あけ以外革部分は終了。
音が凄いのでチタンの穴あけは今日は2本だけ。おかあさんと出かけてたのでスタート自体遅かった。キルテッドサペリも穴あけ。遅い時間は穴広げ。慎重に少しずつ拡げる。
チタンはともかくキルテッドサペリは割れが怖い。23時過ぎにやめる。
0602(木)
今日もパン仕込みと割れたドリル刃を買いに行って作業できたのは短時間。
1枚だけチタン穴あけ。残りは1枚。と言ってもその後の穴広げの方が時間かかる、なお、キルテッドサペリが1枚大分広げ終わったので革レース通してみたけど、3.8㎜で行けそうだ。
問題はキルテッドサペリが1枚割れた。危惧していた通りドリル刃で無理に広げようとして割れた。割れた直後はその一本を諦めてボックスエルダーメイプルで作り直そうと思ったけど、やっぱり勿体ない。
削って割れた部分は整形して、欠けた状態も趣として使ってみることにする。そうは言ってもこれ一本限定だ。これ以上割れるようなら最初から作り直そう。
0603
今日は時間取れて、夕飯前にチタン残り一本と縞黒檀一本まで穴あけ。残りは木部だけなので遅くまでドリル使えるし、どんどん開けて行こうと思うが、危なそうなのは穴広げも同時に進めて穴位置を調整しながらやっていく。
22:00穴あけ終了。後は映画見ながら眠くなるまで穴拡げ。穴拡げが一番割れやすい作業。ゆっくりやろう。その前にシャワー浴びる。
0607(火)
週末また酔い過ぎ。月曜もフラフラで手を動かさず。今日もパン作りとコード書く必要があったので、少し穴拡げだけやった。でも木の部分はもうすぐ終わる。けどチタンは時間かかりそうだ。
0608
木部終わってチタンの穴拡げ突入。今日は夕食後3時間ほど出来たけど、ようやく3ミリ(2段階目)が終わって3.2ミリ突入。
0.2ミリ刻みで3.8ミリがゴールだけどかなり掛かりそうだ。3.6ミリで手を打てないか、その時試して見よう。
0609
3.4ミリ3本まで終わった。試しに通してみたら3.4でもギリギリ革レースは通る。けどギリギリなので革は痛む。よって3.6ミリで手を打つことにする。
明日でチタン穴拡げは終了、バリ取りなどをして革部分の加工に入る。今回は革部分の穴は部品の穴の場所に合わせてランダムに開ける。仕上がりがどんな見た目になるかが楽しみ。
全ての部品の仕上げを終えて、今週末中に縫いに入れるかな。縫いに入ったら一日で終わる作業だよな。酒飲まなきゃ出来る。
0610(金)
朝、穴拡げ作業を少しやっていて、3.6ミリを始めたらいきなりドリルの先が折れた。100均の安いドリルを使っている中で奮発して900円台のドリル刃を今回買って使ってみたらこの仕打ち。
昨日100均寄ったついでに3.5ミリを買ってあったんだけど、それの方がよっぽど使える。Amazonで星の多いやつを注文したが到着は明日なので、今日は革の処理を進めることにする。
と思ったけど、3.5ミリで試しに開けた穴にレースを通すとそれで充分だったので、チタンの仕上げを予定通り先に行う。
0611
週末酒は我慢できなかったけど。少な目だったので朝から作業。昨夜でチタン処理も終わってるので革の穴あけから。
まず表紙端を一つ、縫い上げるまでやってみることにする。不具合でそうだもんね。そんで早速試行錯誤の結果、皮側の縫い穴3.2ミリで行って見ることにする。
木部を大きめの穴にしているから、革側で抵抗付けたいので、ギリギリで行って見る。ポンチで開けて見たが、厚みがあって通らないのでズレそう。結局ドリルで行く。
一日他のこともしながら作業して、夕食後には縫い始めた。1ヵ所当たりレース使用量約160㎝。片面(表紙側)縫い終わり。
0612
昼前から作業再開。今日で完成するだろう。しかし、昨日縫い上げた背表紙との接合部分、左右(=上下)逆だった。昨日気付いてまぁ良いかしてたんだけど、やっぱりやり直す。
結果完成まで、縫い上げは3か所と一ヵ所の穴あけ。
夜21:40頃に完成。後は微調整のみ。まだちゃんと締まらないので嘗めしていく。今回柿渋塗りなどしていないのでレースが生成り色。どう変化していくか。写真を残しておく。
週末以外毎日作業して25日経過。週末は止まってたので実際は20日をちょっと切るくらいが製作日数。完成品重量830g。チタンのバインダーも入れると1011g。前のお薬手帳(15作目)の半分ちょっと。
0614(月)
完成から2日。全部セットして使用状態にしてみての反省。横幅がギリギリ過ぎる。バインダー金具の径が5ミリほど大きいのだけど、そうすると1㎝程表紙の横幅は広くないといけないようだ。
パーツの順番
キルテッドサペリ
チタン
細リグナムパイタ
細縞黒檀
太リグナムパイタ
太縞黒檀
チタン
キルテッドサペリ
22年6月14日(火)‡01時00分00秒 ‡ レザークラフト