≒ 糖尿病管理アプリ変えた。

医療機器的な物品についてのエントリなんで改めて宣言しておく。以下の内容は全て個人の経験と感想である。各人に何らかのことを推奨する意図は全くない。

前の前のエントリにも書いた通り、IDDM治療の一環で数年前からFreeStyleリブレ(FSL)を支給されて使用してきた。純正リーダー付属のPCソフトでの管理が使いにくくて、当初からセンサー読み取りと数値管理はサードパーティ製のスマホアプリGlimpを愛用してきた。ちなみにFSLの純正スマホアプリFreeStyleリブレLinkがようやく最近日本国内対応、日本語対応になったが使っていない。患者スレなどでよく注意喚起されている「センサーのアクティベーションの順番がクリティカル」なのは患者自身が対応すれば問題ないのだけど、「Androidの少し前のバージョンに対応していない」のが致命的。なぜならリブレセンサーのNFC読み取りは古い機種のほうが強い。Glimpの互換リスト(アプリ内でのリストの場所)を確認すれば一目瞭然。けれどAndroid7以前のスマホではインストールさえも出来ないので、それ以前のバージョンの「NFC読み取りは可能」な機種がすべて排除されている。結果FreeStyleリブレLinkの互換性確認機種は極端に少ないし、実際それ以外では使えない。

今回Nightriderを導入して、製造メーカーであるAmbrosia Systemsの純正アプリLinkBluConを使ってみたが出来がイマイチ。全然だめじゃないのだけど、公式サイトで登録したアカウントでいくらやってもログインできないとか、アプリとしての細かいところの詰めが甘い感じがする。と言ってもこの感想は我ながら信頼性に欠ける。なぜなら数十分使ってみただけで諦めてGlimpを使い始めたから。永く使っていれば不具合も潰していけるのかもしれない。LinkBluConで感心したのは、センサーのアクティベーションには一切関わらない、必要ないこと。お陰で憂いなくアンインストール出来た。

過去3年以上使ってきたから、GlimpでNightriderを管理するのがベスト。やり方はちょっと古いがこのページのやり方でやった。他のページは見つからなかった。やってみたが上手く行かない。一旦Nightriderと繋がれても、継続してデータを拾ってくれない。要するにCGMにならない。なおLinkBluConをアンインストールする前に見た画面なのでうろ覚えだけど、 LinkBluCon画面 で警告マークがずっと出ていて、内容は「Glimpをすぐ停止して下さい。読み取りに悪影響が出ます。(意訳)」だった。Glimpをちゃんと使いたいからその警告を見てすぐに LinkBluCon はアンインストールしたのだった。

上記の警告でなんかややこしい感じがしてはいたのだけど、Glimpの不具合解消のための情報はないかと重ねてググっても古い情報しか出てこない。半日その状態で試行錯誤したが改善しなかった。諦めて再度ウェブを掘って見ると、最新の情報ではNightriderと言えば関連して出てくるアプリの名前は一つだけ。xDrip+

インストール方法その他、最新の情報が山ほど転がっているので詳述しない。PlayStoreに登録されていない、サイドローディングして使うアプリだ。なお、俺はPCに最新安定板を落として、Google Driveに移動、スマホからGoogle Driveにアクセスしてダウンロードしたら特に設定しないでも「インストールしますか?」フェーズが始まって、yes押してたら勝手に終わった。何も考える必要は無かった。なお、xDrip+でもインストール直後に警告が出て「GlimpのBluetooth機能を無効にしてください。悪さをします。 (意訳)」 とのこと。GlimpはどうやらBluetooth周りが上手くできていないようだ。Glimpの公式マニュアルでもNightriderとの接続は解説してない=推奨してないみたいだし、諦めて xDrip+ に習熟していくことにする。

最後にxDrip+ への不満を幾つか。

  • 「細かい時間記録ができない」。SMBGでキャリブレーションするとき、入力欄は血糖値だけ。時間入力欄は無し。数分のことだけどキャリブレーションにズレは生じないのかが心配。インスリン投与時間は入力できるが分かりにくい。「8:30」を入力したければ「8.30」と入力する。
  • 「持効型と速効型の別が入力できない」。よく考えれば記録が無くても管理上は何とかできるんだけど、Glimpでは入力欄があったので気持ちが悪い。(01/29追記。出来た。方法。やっぱり開発元でも要望は出てたみたいで、初期は隠れているけど機能自体はあった。)
  • 「誤差がキャリブレーションしても中々無くならない」。GlimpではSMBG値を入れたらすぐに補正されていたけどxDrip+では暫くそのまま。そしてGlimpには無かった機能で「数時間後までカバーする血糖値トレンド予測機能」があるんだけど、これが無茶苦茶な数字を叩き出す。暫く試行錯誤してダメなら予測グラフは表示を消そうと思う。(01/27追記。注射時に同時に摂取する炭水化物量を入力していなかった。そりゃ予測できんはずだ。入力したら大分マシになってきた。それと予測カーブは自分に合うように微調整するのが定石らしい。)

もう一つだけ。「Dropboxに対応していない」。これは不満というほどではない。ただデータのクラウド管理は必要なので何とかしなきゃいけない。本当は課金もしてるGoogle Driveに対応してくれてれば一番良かったんだけど、仕方がない。近日中に書く予定の次のエントリは Nightscout 導入記。