≒ 夕方目覚めたら。

夜勤だったので昼頃から寝た。うつらうつらしながら寝に落ちる間際に考えたこと。
「あー、目が覚めたら大統領選終わってるんだな」
「間違いなくクリントン勝つだろうけど、安心する代わりにつまんない感じもするな(野次馬感)」
ここで気付いた。あートランプに投票する人は単純にいうとクリントンが勝つと「つまんない」んじゃないかと。
何も変わらない日常を、良し悪し別にして変えそうなトランプ。確かに。でもクリントンが勝つけどね。残念。と寝落ち。

夕方目が覚めたら。

また気付いた。俺と同じように「クリントン支持」で「安心して昼寝してた」ひとがアメリカにも一定数いたんじゃないかと。
報道の「クリントン優勢」みて、安心して、同時に心の中のどこかで「でもつまんないな」と思って、行くはずだった投票をサボっちゃった人。

「革命とは他の手段をもってする戦争の継続である」

レーニン(のはず)。出典はうろ覚えで申し訳ないけど永井陽之助先生の「現代と戦略」だったと思う。
過半数が社会の不安定化を(なんとなくでも)志向しているのだとすれば、大分怖い世の中になってきた感じはする。
で、俺はどうなんだろう。

2016/11/18追記

「現代と戦略」を久しぶりに読み返したくって(実家においてある)、Amazonで検索したら古書しかヒットせず。
最低価格8000円オーバーだって。さすがにあきらめてしばらくしてまた検索したらこんなの出てきた。

新編 – 現代と戦略

読みたくなって探してあきらめた1週間以内に新編発行発表なんて何か運命的。すぐに予約した。
高校生のころ、貪るように何回も読んだ。国際政治の機微を「面白く」理解するには最適の一冊。古典となった今では、本書が書かれたころの時代の空気も感じ取れる「はず」。
「面白く」は「笑える」という意味ではなくて、著者から直接語り掛けられているような、個人的な手紙をもらって読んでいるような気持ちにさせられる活きた文章だから。
「はず」なのはまだ読み返してないから。30年近く振り。楽しみ。